今回の取材対象:映画「八つ墓村」(1977年公開)
久野医院について
🎬 八つ墓村久野医院岡山県高梁市ロケ地の詳細を見る →前回のロケ地はこちら
映画「八つ墓村」真夏のロケ地巡り、3箇所目は「久野医院」である。
もっともこれは劇中ではあまり登場していない。
八つ墓村に帰ってきた辰弥が、車で村内を走り回り、村内の風景がいくつかインサートされるのだが、そのうちの一つである。
その時は、藤岡琢也さん演じる久野医師が、ちょうど久野医院から出てくる演出だった。
ロケ地について
1977年版「八つ墓村」のロケ地は、ネット上に詳しく載せてくれているサイトがいくつか存在している。
公開当時は、八つ墓村ロケ地巡りツアーも開催されていたようで、ファンの間では、ほとんどのロケ地はもともと有名なわけである。
しかしこの「久野医院」に関しては、場所を特定している記事は、少なくともネット上にはなかった。
唯一、一つだけ訪問している記事を載せている方がいたが、詳細の場所は記されていなかった。
そのため僕は1からこのロケ地を探すことにしたわけである。
劇中に写っている風景は、蔵、細い畦道の十字路があり、その一角が久野医院の大きい屋敷になっている所であった。
実はこういう十字路は、それほど該当する箇所が多くないのである。
だからこの道の形と同じ所をGoogleMapで虱潰しに探す、すなわちローラー作戦である。
そういえば当時、このロケ地を探すのに苦戦をしており、見つけた時は嬉しくてXに投稿したものである。。
目的のロケ地が見つかった時はやはり嬉しいものだ。
ただ、この久野医院は、いまでも一般住宅で人が住んでいるため、詳細な情報は控えておくが、一つ前に訪れた大谷八幡神社と同じ高梁市川上町に存在している。
高台へと上り坂を歩く
高梁市川上町内を国道313号線を走る。
ロケ地は、細い坂道を登った先にある小さな集落だ。山の上にあるような感じ。
ロケ地周辺には、車が停められそな場所もなさそうだったため、車道のわきに車を止め、集落までの坂道を徒歩で歩く。

夏の太陽の直射日光を浴びながら坂道を登る。
先程まで車のクーラーで涼んでいたけど、あっという間に汗が吹き出た。

やがて道は平坦になり、民家も見えてきた。
ご覧のように道がかなり狭いので、ここを車で通るのは少し勇気がいる。

さらに進むと、視界が開けて少しだけ田んぼが広がる場所へ出た。
この瞬間、映画の中で見た光景をすぐに思い出した。
「ここだ!」
ロケ地現場への到着

手前には青々しく育っている田んぼがあり、奥にはメンテナンスが行き届いている蔵。その蔵が「久野医院」として使われた住居の敷地内にあるものだ。
歩いてきた細い道はその手前まで続いている。
劇中では久野医院に向かって、萩原健一氏を乗せた車が坂を下るシーンが挟まれている。
その坂道がここである。その下には墓石が並んでいたけど、映画に写ってたかな?

黄色い壁の蔵が特徴的であるが、当時と同じようにまだ残っていた。
実際に、車の進行方向目線だとこんな感じ

ご覧のように、蔵は傷んでいるけど、立派に建っている。
また、この周辺の雰囲気がとても良い理由は、細い坂道で、すぐ横は崖にも関わらずガードレールがないことだ。
ガードレールの有無は景観を左右する。
もっと高台にも新めの家屋が建っていた。

僕がきた方向を見下ろすとこういう感じ

久野医院前の通り
さて、久野医院の前の通りまでやってきた。
劇中では、この道を車で通り抜け、そして横の久野医院から、藤岡琢也氏演じる久野医師が出てくるというシーンだ。

劇中と比較してもらいたいがほとんど変わっていない。この先の下り坂にガードレールができたぐらいではないだろうか?
久野医院の正面も変わっていない。
人の家なのであまりじっくりとは写せなかったが。。。

こちらの久野医院で使われたお宅の様に、立派な母屋、立派な蔵が同じ敷地にある住宅は、この周辺ではたくさん見ることができた。
このような立派な日本家屋と長閑な田舎風景は、まさに八つ墓村のイメージにはぴったりである。
最初はロケ地の場所が全く分からず、ネット上でやきもきしていたわけだが、ようやく発見でき、現地にで答え合わせができた。
真夏の炎天下でウロウロしていたため、すでに汗びっしょりでTシャツの気ごこちは最悪だったが、帰りの足取り軽かった。
